花火や墓参りで余った『蝋燭(ろうそく)』がとっても役に立つ!

ちょっと、変だな!と思うことがあります。キャンドル(ろうそく)、キャンドル・・・、と使う場所や用途で同じものなのに呼び名が変わっています。昔からのシンプルな無職の円柱形がキャンドルで、最近のおしゃれなキャンドルがキャンドルなのでしょう。どちらであっても、キャンドルは明かりを灯すだけのものから、インテリアに使うものまで用途が広がりました。
お墓参りや、仏前に立てるキャンドルもあれば、クリスマスケーキにも明かりを灯します。アロマオイルの入ったおしゃれキャンドルなどは、癒しを目的とした健康療法にも利用されています。しかし、すがた形が無くなってしまうまで使い切ることはめったにありません。
そこで、今回は余ったキャンドルやキャンドルの使い道について紹介いたします。家の中を見回せば、使った残りを箱に詰めていたり、途中で火を消した、そのままの状態でホルダーに立っているキャンドルもあります。何とか有効利用したいものです。
<キャンドルの一般的な特徴>
- 油煙が少ないので、お仏壇やお部屋を汚しにくい。
- 風がなくても、炎が色々な表情を見せてくれる。[優しさ・力強さ・よろこび等々]
- 風に強い・・・。多少の風でも消えることはありませんので、屋外の使用にも適しています。
キャンドルの神秘的な炎とは別に、成分の持った特徴があります。使い残ったときには、これらの特徴を活かした使い道も考えられます。
<余ったキャンドルの有効利用>
1.すぐに汚れてしまう白い靴や子どもの上履きに!
学校で使う子供の上履きなどは白いので汚れも目立ち、すぐに真っ黒になります。新品のきれいな内に、キャンドルの蝋を塗り付けます。太目のキャンドルの芯の無い後ろの方で、ごしごしと10往復位こすり付けておくと、表面が軽くコーティングされて汚れをはじいてくれます。汚れの軽いものは、表面を軽く水拭きするだけでもきれいになります。
2.靴ずれ対策に!
慣れない靴を履くと出来る痛い靴ずれ、出来ることならしたくありません。かかとの靴ずれを防ぐためには、靴のかかとの部分に蝋を塗ると対策になります。すべりが悪く引っかかって擦り傷ができるわけですから、すべりを良くすれば自然と起こらなくなります。
3.閉まりの悪いファスナーに!
ファスナーの開けたり閉めたりがスムーズにできないとイライラしてしまいます。ファスナーの端から端までキャンドルを丹念に塗り込んで数回、開け閉めします。新品のように滑らかに動くようになります。パーカーやカバン・お財布など、どのファスナーにも使えます。
[鞄ファスナーに蝋を擦り込む動画]
歯ブラシに蝋を付けて、ファスナーに擦り込んでいます。フスナー製品どれにでも応用できます。
4.カビが生えやすいお風呂場のタイルに!
ちゃんと換気しているつもりでも出来てしまう黒カビ、きれいにしてもすぐ生えてします。タイル目地などにつく黒かびは、頑固で掃除も大変です。そんな時は、掃除した後に水気を拭き取って、目地にキャンドルを2,3回重ね塗りしてください。水をはじくので、カビが生えにくくなります。もし生えても軽く擦れば簡単に拭き取れます。
5.余ったキャンドルの再利用
最近ではキャンドルの手作りに挑戦する方もいます。経験がなくても、作り方を説いた本もあるし、NETでもいろいろと紹介されています。キャンドル作りの体験教室もあります。簡単な手順は次の通りです。
- 余ったキャンドルを必要量(2つかみくらい)準備する。
- 鍋で湯煎して蝋を溶かす。芯は割り箸で取り出し、真っすぐにして、新たに作るキャンドルに使う。
- 着色用にクレヨンを細かく削る。これを溶かした蝋に入れる。
- 割り箸に芯を挟んで、コップや瓶の真ん中に垂らす。
- 紙コップや瓶に着色した蝋を注ぐ。
- 蝋が固まったら芯を1cm残してカットしたら完成です。